こんにちは、エリーヌホームです。
4月から「年金受給の受け取り年齢」が、これまでの「60歳～70歳」から「60歳～75歳」までと幅が広がりました。
「高年齢者雇用安定法」により、2025年4月には定年制を採用している全ての企業で65歳定年制の義務化、現在は「70歳までの定年引き上げ」の努力義務措置中で、高齢になっても活躍できる場が増えています。
また、60歳以降も働いて厚生年金に加入する場合は、一定以上の収入があると支給額が減る「在職老齢年金」の仕組みも緩和されました。
このように「年金受給年齢の引き下げ」は、高齢者の就業促進が背景にあるようです。
公的年金の受給開始年齢は原則65歳からですが、受給開始時期を繰り上げたり、繰り下げることができます。
受給開始時期を繰り上げて、60歳～64歳で受け取ると、1カ月早める毎に年金額から0.5％減算されます。(4月から1962年4月2日以降生まれの人は、減額率が0.5％から0.4％に)
一方、受給開始時期を遅らせると1カ月毎に0.7％が受給額に加算され、75歳まで繰り下げると受給月額は最大84％増になります。
厚生労働省の2020年度の発表では、実際に国民年金（基礎年金）を「繰り下げ受給」をしている人は、1.6％とまだまだ少ないようです。
「繰り下げ受給」は受給額の増額というメリットはありますが、長生き出来なかった場合、年金の総受給額が少なくなったり、社会保険料や所得税・住民税の負担増というデメリットもあるので、積極的に「繰り下げ受給」をする人が少ないのでしょうか。
しかし、平均寿命が伸び「人生100年」と言われる時代に、老後の生活の不安を少しでも解消するために長く働きたいと考える若い人たちにとっては、「年金の繰り下げ受給」が老後の備えの選択肢のひとつとして検討するのも良いのではないでしょうか。
エリーヌホームは、魚津市、富山市、滑川市、黒部市、入善町、朝日町周辺で、完全自由設計の住まいづくりを行っています！
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